この記事ではデジタルマーケティングってどういうことをすればいいのだろう?デジタルマーケティングを任されたけど何から始めればいいの?という疑問にお答えします。
本記事の内容
- デジタルマーケティングの必要性を考える
- デジタルマーケティングの体系を理解する
- まずは自社メディア施策から行う
- 外部メディアは効果総量を考える
このブログを運営している私はデジタルマーケティング業界に関わって早10年になります。日々がむしゃらに業務をこなしている中で、なんとなくですが、こうすればマーケティングは上手くいくというようなものがわかってきました。そこで今回はデジタルマーケティングの触りの部分を紹介してみたいと思います。
デジタルマーケティングの必要性を考える
記事を読んでいるみなさんは肌で感じているかと思いますが、企業のデジタルマーケティングの必要性はますます高まっています。
その理由としては、ユーザーが他メディアと比較しインターネットから情報を入手する機会が非常に多くなったからです。
実際にこの10年間で以下のようなことが起きています。
- 1人に1台スマートフォンが普及
- 新聞、雑誌の販売数は減少
- テレビの視聴時間は減少
このことからわかるように企業の顧客となりうる人との接点において、インターネット上でのデジタルマーケティングは必要不可欠なものとなっています。
デジタルマーケティングの体系を理解する
さて、それではデジタルマーケティングとは一体何をやることなのでしょうか?非常に簡単に言うと「インターネットを通じて自社の商品を宣伝していくこと」となりますが、具体的に何を行うことを指しているのでしょうか?
デジタルマーケティングを2つに分けて考える
デジタルマーケティングと一言で言っても、やらなければならないことは非常に多様です。そこでデジタルマーケティングを2つに分けてやらなければならないことを考えると良いでしょう。
自社メディア施策
自社メディア施策とは以下の施策例のようにインターネット上に自社のメディアを開設し、そこから自社の情報を流していく施策です
自社メディア施策例
- Webサイトの運用
- SNSアカウントの運用
- メールアドレスの活用
外部メディア施策
こちらは主に広告施策のことを指します。広告施策は以下のようなものがあります。
外部メディア施策例
- ディスプレイ広告
- 検索連動型広告
- メール広告
- 記事広告
よく外部メディア施策だけをデジタルマーケティングと呼ぶこともありますが、それは誤りです。自社メディアの施策も非常に重要な施策のひとつとなっています。
このように整理していくと、やらなければならないことが徐々に見えてきます。それではなにから手を付けるのが良いのでしょうか?
まずは自社メディアの施策から行う
デジタルマーケティングを行う上で、まず考えたいのが自社メディア施策です。なぜこの自社メディア施策を最初に考えたいかというと、低単価、無料で運用できるものがほとんどである一方で、最も多くの情報アウトプットすることができる方法だからです。
SNSアカウントは無料
ご存知のとおり、SNSのアカウントは無料で作れます。また。普段から使い慣れている方も多いため、手っ取り早く始めることが可能です。
- Youtube
Webサイトも低単価かつノーコードで構築
以下のようなサイトを利用すると、サーバー構築や専門的なHTML、CSSの知識が不要で、低単価で企業のWebサイトを構築することができます。
- Wix
- Wordpress.com
マーケティングオートメーションも利用すると効果的
さらに自社メディア施策を高度化するには、マーケティングオートメーション施策もおすすめです。マーケティングオートメーションサービスでは、以下のようなことを行うことができます。
- Web上のコンテンツをユーザーによって出し分け
- 問い合わせや購読フォームの作成
- ユーザーの状況にあわせたメール施策
これらの自社メディア施策はしばしば時間もかかり、それほど集客できないため、作ったかいがないと言われたりもします。
確かに、開始初期ではそれほどユーザーの目に止まらないこともあります。
しかし、これから説明する外部メディア施策を行った時に、この自社メディア施策がしっかりできていると、さらに効果をあげることができるため、このデジタルマーケティングの基礎的な部分になります。
外部メディア施策は成果数とリーチ数で考える
自社メディア施策がひと段落したら、もっと自社メディアをみてもらうため、外部メディア施策も考えていく必要があります。
しかし、この外部メディア施策は世の中にある広告の種類も非常に多く、まず何から始めればよいのか非常に分かりにくいものです。
そこで、広告を選択する前に、目標となる成果数とリーチ数を設定すると広告選択の指標ができて良いです。
成果数
広告配信によって、成果とするポイントと、予算の中でどれくらい成果をだせばよいのかということを考えます。
例えば以下のようなものが指標として置かれます。
- 問い合わせ
- 商品購入
- サービス申し込み
- 資料請求
リーチ数
広告配信によって、どのくらいのユーザーに自社を知ってもらうかということも併せて考えます。また、自社のことを知ってもらいたい年代、性別なども合わせて考えるとよいでしょう。
この2つの指標を軸に広告設計をします。この2つの指標どちらも満たせるような広告を選択すると長期的な企業の成長につながりやすいいです。
成果数だけではダメ
成果数という指標はすごくわかりやすいと思います。なぜなら、費用対効果がはっきりと見え、1成果あたりこれくらいは広告費をかけることができるというように計算しやすいからです。そのため、成果数だけ追い求めて広告配信をする企業もありますが、それではうまくいきません。
成果数だけ追い求めると、徐々に見込み客だったユーザーの刈り取りがすすむことで、成果数は減少していき、1成果あたりの単価も高くなることで手詰まりになるからです。
私はそのような状態に陥っている企業を何度も見かけました。なので、長期的な成長を考えるとリーチ数も最初から考えておくべきと言えるでしょう。
本記事は以上となりますが、いかがでしたでしょうか?
デジタルマーケティングの基礎を理解した上で、自社の状況を考えてみると、不足していると思った点はないでしょうか?ぜひこの記事で理解したことを活かしてみてください。
0 件のコメント:
コメントを投稿