はじめに
こんにちは、IT業界で働く会社員です。
私は社会人になって初めて「SQL」という単語を知りました。それも「なにかデータを操るプログラミング言語だな!」という感じ程度の理解でした。
ある日、部署移動でたまたま隣になった人がSQLを使ってデータを操るような仕事をしていて、とても簡単そうに触っていたので、学んでみようと思ったのが、私がSQLを学び始めたきっかけです。
学び始めると、最初はプログラミング言語だから難しいんだろうなと思っていたのですが、実は簡単な構文でかなりのことができることがわかりました。
この記事では、ちょっととっつきにくいこのSQLを少しでもわかってもらえるように紹介していきたいと思います。
データベースとは?
SQLはデータベースを操作して、データを追加したり、削除、抽出するような指示を出す言語なのですが、まずはデータベースってなんなのかというところからお話します。
私が実際にSQLを利用していて思うに、データベースはすごく簡単にいうと、とても多くの行でなるエクセルだと思ってもらっていいと思います。
一方で多くの場合、エクセルの行では表現できないデータ量が存在しています。
このエクセルのようなもの操作する言語がSQLだというイメージを持っていただければ初心者の方にはより理解しやすいのかなと思います。
SELECT構文
データベースにデータを追加したり、削除したり、抽出したりできる言語がSQLなのですが、文系社員の場合、データを追加、削除するような機会はほとんどなく、データを抽出して集計するような業務がほとんどかと思います。
なので、ここではデータを抽出する方法を中心に紹介していこうと思うのですが、このデータを抽出する際に利用する構文が「SELECT構文」というものになります。
SELECT構文では、取り出したいデータカラム(エクセルで言うと抽出したい列)を指定する構文となります。あわせて「FROM」でデータテーブル(エクセルで言うとエクセルのファイル名)をしてすると、特定のデータベースから特定の列を抽出することができます。
以下の画像のように構文を書くと、データテーブルの全てのデータを取得することができます。(「*」はすべてを表します。ここでは、全てのデータカラム(エクセルで言うと全ての列)を指定しているので、指定したデータテーブル全てのデータを取得することになります。)
WHERE
条件を指定する際に利用する構文です。すべてのデータを取り出すと、あまりにもデータ量が多く、無駄なデータも多いことから、特定の条件に合致するものだけを取り出す時に使います。データカラム名が特定の値に一致する、一致しない、含まれる、多い、少ない等を数式を用いて書くことにより、条件を指定することができます。
仮に指定したデータテーブルのデータカラムに「date」という日付の項目が含まれており、特定の日付の物だけを抽出したい場合、下記のような書き方になります。
今回は特定の日付に一致するという条件を記載しましたが、例えば、特定の日付以降であれば「>」という記号を記載することで表現でき、特定の日付の中で・・・という条件を付け加えたければ、「in(日付1,日付2,日付3・・・)」というようにも書くことができます。
さいごに
これでSQLの初級編は終了です。3つ「SELECT、FROM、WHERE」だけ覚えておけば、データベースからある程度思っている通りにデータを簡単に抽出することができます。
一方で、SQLではまだまだできることが多いです。ぜひこれをきっかけにSQLをもっと学んでいただいて、スキルを高めてみてくださいね。
私はSQLを2週間程度で覚えて、徐々に実践で使うようになってから飛躍的に業務の幅が増えました。
実際、転職の際にも評価してもらえますし、今の企業でも役に立っているので、おすすめですよ!
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